ゲリラ豪雨

2010年7月8日 日々
近年のこの時期でやたら聞くのでゲリラ豪雨というのがある

熱帯地域のスコールと違って晴れから脈絡なく振るのでゲリラ豪雨というらしい
あまり違いはわからないけど
基本災害に繋がった大雨をマスコミがゲリラ豪雨と呼んでるだけで
降っても災害にならなかったら大雨とスルーしてるような

水害ってのは大昔から人間と付き合いのあるものだけど
自然が変わったというより人間の方が少し付き合い方が下手になった気がする

私の住んでる地域で一番大きかったといわれる水害が
57年前の6・26水害だと思われる
私の親戚もこれで幾人も亡くなっており
今でもその日には慰霊が行われている

元々、熊本は土地柄として水害が非常に多く
阿蘇から出でる河川はどれも氾濫を繰り返していたそうで
それを変えたのが御当地で大変有名な加藤清正

産まれ持ってか後生の努力かはわからないけど
とにかく治水が上手く
川底を掘り下げ、新たな河川を引き
蛇行させる形の堰を造ったりとその土地にあったほぼ完璧な治水を行っている
単なる河川整備ではなく、その水を活用する術を同時に行っているのだから凄い

勿論、加藤清正一代で作り上げたものではないけど
その基礎を作ったのは間違いなく清正でしょう

それは今でも息づいているし
近代になってからの河川整備も「改修」といったもので
如何に過去の治水が優れているかがわかります

しかし、最近は川底を掘り下げるといった事業も理由をつけて先延ばしになっており
過去の水害の原因になった上流域の放置林、そしてそこから出る流木
これらの問題も解決させる気がなさそうに思います

このままでは6・26水害を過去の物と思っているところに
大きなしっぺ返しが来る気がします

自然を受け流す形の過去の治水に学ぶところは数多いはずです

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